レコーデリー

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レコードの魅力再発見

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<インタビュー> HMV record shop 長谷川賢司さん(後編)

取材日:2015年6月25日
取材場所:HMV record shop

レコーデリーでは、Recordeli presents RECORD LOVERSとして、音楽好き、アナログ好きな方をインタビューして、「音楽の魅力」「レコードの魅力」「レコードの思い出」などを語ってもらいます。 第一回目は、HMV record shopの長谷川賢司さん。レコード好きならではの音楽に関する深い話を楽しんでください。

スラロビとディスコ!!の面白い関係

R:長谷川さんはGALLERYでのご活躍など、ハウスのDJのイメージが強いですが、レゲエがご自身のルーツなんですね?

レゲエもハウスも強いパワーのある音楽で勿論大好きなのですが、単純にレゲエという事ではなく、ジャンルに捉われずいろいろな音楽に影響されています。実際に80年代の作品は、ハウスやDISCO、レゲエ等のジャンルに捉われず、名曲のクレジットはミュージシャンが同じだったりします。

R:例えば、どんな曲ですか?

Sly&Robbieは当時のDISCOのリズムセクションにも参加していて、DISCOのレコードにもクレジットがされています。このGwen Guthrie(グウェンガスリー)の「Padlock」 には、レゲエのリズムセクションである、Sly&Robbieが参加しています。

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Gwen Guthrie「Padlock 」
http://www.hmv.co.jp/artist_Gwen-Guthrie_000000000001288/item_Padlock_2818541

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R:いいですね!! 面白いです。DISCOとレゲエ。こういうつながりはどうやって見つけていくんですか?

こういったジャンルに捉われないリリースは70年代、80年代のIslandRecordの存在も大きかったと思います。
island record HP >http://www.islandrecords.co.uk

R:なるほど、レーベルを追いかけていくと良さそうですね!たくさんありますね!

音楽が一番気持ち良く伝わるのがレコード、音質だけにこだわるのは「もったいない」!?

R:目の前にレコードが広がると、長谷川さんの目がキラキラして、話が止まりませんね。とても楽しいです。そんな長谷川さんとって、ずばり「アナログレコードの魅力」とは?

魅力ね・・・・。
(しばらく考える)
レコードというよりも、、、「音楽です」よね。
うん。「音楽」。
その中でレコードの位置づけは、音楽を伝える媒体として一番気持ちのいいものだと思います。

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R:なるほど、「音楽が一番気持ち良く伝わるのがレコード」という考え方、すごくいいですね!!

そうね。音楽を伝えるのに一番伝えやすいものというのが、自分にとってのレコードの魅力だと思っています。

R:良い音として、ハイレゾ(高音質配信)などもありますが。

ビットレートを高くしたハイレゾ音源のような物もいいとは思うんですが、気持ちよさという点では、レコードの音が一番気持ちいいと感じます。 たぶんみんなもきっとそうなんだと思います。なんでか、理屈じゃないんですけど(笑)。

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R:そう考えると、音楽を伝える「媒体」って多種多様ですね。

はい、CDとかも全く否定するつもりもないですし、カセットテープもいいと思います。

R:それぞれに良さがありますしね。違いは、音の良さとかですか?

そもそも音がいいという事も重要視していません。 もちろん音の良いレコードが好きなんですが、音が良くないからダメという事ではないですし、それは一部の人が言えばいい事なのではないかと思っています。 音楽の場合、こだわり過ぎるともったいないな、と思います。個人的には。

R:お!それは?

例えば、音楽を聞き込んでいって、うまいミュージシャンじゃないと聞けないみたいになってしまうと、超絶なテクニックのミュージシャンしか聞かないみたいな事になってしまいますよね。
一方でパンクみたいに演奏はメチャクチャでもファンがついていて、エネルギーをファンに与えているというような現実もあるわけです。
音に対して贅沢になりすぎると不幸になると思うんですよね。

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R:たしかに、感じるときは、音質ではないところで良い!って思ってしまいますね。

僕の場合、音楽の初体験としてラジオがあります。ラジオの音なんて全然よくないんですけど、チャンネルの周波数をあわせて音楽が流れてきたときの感動だったり、そういった体験の方が僕にとってはより大事なんです。音楽を聞き込んで、いい音にこだわりはじめて贅沢になっていけばいくほど、こんなの聞けないみたいになるのはおかしいなと。

行き着くと、アナログレコードになるんですが(笑)

R:たしかに、売り場でHMV record shopさんの手書きポップや、レコメンド などをみると、音質だけを売りに届けることは決してしていませんね。

「俺たち昔はラジカセでもみんな踊れたじゃん」みたいな(笑)。 いろいろな音楽を知れば知るほど、そういった体験ができなくなってしまうのは悲しいですし、音にこだわる事でどんどんつまらなくなってしまったり、 そういう立場には立ちたくはないと思っています。
もちろん音楽を提供する立場としては、いい音を届けるというのは当たり前ですし、そういう意味でレコードを扱っています。
でも音楽を受け取る側としては、いい音でないとダメというこだわりはなく、直感で音楽を感じていたいんです。音に対して、こだわる事も大事だと思うんですけど、人に押し付けてはいけないと思うんです。 お薦めするって、プレゼントみたいなものですしね。

R:たしかに!!!レコードをプレゼントしたりすると、プレーヤーを持っていない人にもかなり喜ばれます。

でも、それはレコードだけでなくCDも同じだと思いますよ。 もちろんレコードはジャケットが大きく魅力があると思いますが、好きな人に勧められたら、CDでも大事にすると思います。 もちろんレコードが一番好きなんですが、他のメディアがダメという事はないと思います。
僕はレコード馬鹿ですけど、レコードだけじゃなくてフォーマットに捉われずちゃんと音楽が残っていけばいいと思っています。 デジタルの進化も捉えようによってはいい事だと思います。

R:音楽を求めるようになると、行き着くところはアナログなのでしょうか?

そうですね。音楽に触れる機会が増える事で音楽に対する意識が高まって、最終的に音楽を本当に求めている人は徐々にレコードに辿り着くと思っています。 CDやSpotifyのようなストリーミングサービスで満足な人もそれはその人の人生ですし、もっと音楽を求めている人はレコードまで辿り着いて、レコードを自然と聞くようになっていくと思いますよ。

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”やはりここぞという音楽はレコードで聞きたくなる” という気持ちはとてもナチュラル

R:最近アナログレコードの話題が多いですよね?

レコードを聴く人は増えているよね。90年代頃のレコードバブルを生きてきた世代からするとそんな簡単にレコードを手放すの?みたいな気持ちも一時あったけどね。ただ若い世代や年配の方など、いろいろな世代の方が、「やっぱりレコードいいよね」って、レコードに戻ってきてくれることはいい事だと思いますし、意識が上がりつつあるのもいい事だと思うよ。そういう方たちのおかげで、レコードに携わる仕事ができてますし!

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R:我々も、90年代後半にレコードを買い始めて、一回デジタルも通過しているんですけど、やっぱりレコードがいいと感じて、レコードに戻っています。周りの友達でもそういう人が多いんです。レコードは音楽好きが戻ってくる場所というか、時代を超えた普遍的な魅力があるんですかね?

レコードの音をそれなりに楽しんだ事がある人は、レコードの気持ちよさを知っているんだと思いますよ。 安いし場所も取らないしという事で、デジタルに行ったとしても、やはりここぞという音楽はレコードで聞きたくなるという気持ちはとてもナチュラルです。
レコードから流れてくる音楽は心を豊かにしてくれるものだと思います。もちろんメディアに関係なく、音楽は心を豊かにしてくれるんですが、レコードだとさらに心に豊かな時間が訪れます。
CDやデジタルだと音楽を流しっぱなしにできるので、掃除など何か作業をしながら実際はあまり聴いていないというのもあると思うんでけど、レコードは針を置いたり、盤を裏返す必要があるので、手間も時間もかかるけど、音楽を聴く心構えができるというか、そういったところはレコードの魅力のひとつだと思います。

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・・・いつまでも音楽ファンで、音楽が好きな人の味方でいる長谷川賢司さん。魅力的なスタッフの方が他にもいらっしゃるということで、今後もHMV record shopさんに、お邪魔できたらと思っています。お楽しみに!

(おわり)


インタビュー前半を見直す方はこちら。
-> https://recordeli.com/interviews/hmv-hasegawa-part1

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<HMV record shop インフォメーション>

HMV record shop Shibuya
〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町36-2 ノア渋谷 1F/2F
Access: 東京メトロ/東急線/京王線/JR 渋谷駅ハチ公口改札から 徒歩約7分
tel: 03-5784-1390 営業時間: 11:00~22:00
email: hmvrecord@lhe.lawson.co.jp
HMV record shop Shibuya
Adress: Noa Shibuya 1F/2F, 36-2 Udagawa, Shibuya, Tokyo, Japan 150-0042 Store
Access: 7 minutes walk from Shibuya station
tel: 03-5784-1390
hours: 11am – 10pm
email: hmvrecord@lhe.lawson.co.jp

HMV redcord shop メールマガジン登録はこちら>
https://www.hmv.co.jp/login/login/?AUTHTYPE=MAILMAG&act=3
LINE Account Name: @hmvrecordshop FACEBOOK:https://www.facebook.com/hmvrecordshop

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<雑談:インタビューを終えて>
最後に長谷川賢司さんとレコーデリでページをつくりました!
https://recordeli.com/

R:まずFacebook、twitter、soundcloudのいずれかのアカウントでログインをします。

はーい。よいしょっと。

R:「レコードの登録」のタブから、アーティストか曲名で持っているレコードを検索して登録をします。

何のレコードがいいんですかね? 持っているレコードなんでもいいんですよね?じゃあPeckerにしてみますね。
登録する際の表記は何か決まりがあるんですか?

R:特にないです。

(Peckerで検索をする)あった!インスタントラスタ日本版、タイトルが「恐怖のペッカー」(笑)。これ当時の10inchだね。これを登録してみますね。

R:ありますね〜。

ジャンルはダブですね。 フリーコメントに思い出を打ち込みます。

R:登録完了!ここまで、3分ほど。とても簡単です。
長谷川賢司さんの pageです!
https://recordeli.com/users/760

R:長谷川さんのMyページができました!レコードをどんどん登録していくことで他のユーザーさんとの交流も生まれるんですよ。

へー、おもしろいですね。
どんどん登録が増えていくといいですね。

R:レコーデリーに登録されているレコードの「持っている」ボタンを押してMyページに追加もできます。

何から登録するか迷います。最初の10枚が大事ですね(笑)。

(BobMarleyの「Catch A fire」を登録する長谷川さん)
みんなレコードを登録をしていて面白いですね。いま2000人ぐらいいるんですよね?それこそMUROさんとかライムスターのJINさんとかのレコードラックが見れたら面白いですね。

R:レコードのジャンルからの検索も可能ですよ

便利ですね! この売りたいっていうのは何ですか? https://recordeli.com/users/760?display=sell

R:売りたいレコードを、他のユーザーの方に好きな値段で譲る事ができます。メッセージでやりとりをすることでユーザーさん同士のコミュニケーションも生まれているんですよ。

メッセージ内でコンディションを入力したりして、やり取りをしたりするんですね。HMVのレコードもここでトレードできたら便利ですね。お店にありますよ〜って(苦笑)。ぼくもプロフィール写真を「訳知り顔の綺麗なお姉さんの写真」に

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