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<インタビュー>音元出版 浅田陽介さん<前編>

取材日:2016年1月21日 取材場所:音元出版オフィス

インタビュー記事「Recordeli presents RECORD LOVERS」今回は、音元出版の浅田陽介さん。レコードとオーディオに関する深い話をぜひ楽しんでください。

浅田さんとレコードとの出会い

Recordeli(以下 R):浅田さんのレコードとの出会いや音元出版さんでの活動について教えてください。

私自身は、現在32歳なのでレコード世代ではないのですが、中学生の頃、当時好きだったミシェルガンエレファントやHi-standardがアナログレコード
をリリースしていたんです。
何もわからないくせにそれを買ってきて家の父親のレコードプレイヤーで聴いてみたのがレコードとの出会いです。

実際に聴いてみると、CDで聴くよりも”音楽を聴いている”という感覚がしたのと、
何よりも針を落として聞くというスタイルがおしゃれだなと思って、その後はCDを買うよりもレコードを買うようになりました。
大学時代は音楽サークルにいたのですが、そこがまた「CDよりもレコードだよね」という環境で、自然とレコードが生活の一部になっていました。

R:現在はデジタルで音楽は聴かないのですか?

NetAudioというデジタルオーディオの最先端を特集する本の編集長をやっているので、もちろん聴くことはありますが、家のライブラリーの多くはアナログレコードです。(笑)
音元出版に入社したきっかけも、「analog」という季刊誌を出版していて、どうせ同じ時間を働くなら楽しく働きたいと思い入社しました。(笑)

音元出版に入社してからは、analogみたいなオーディオの本を編集したり、レコードのリリースにも挑戦したりと、レコードやハイファイオーディオの面白さを伝えるために活動をしています。

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初心者にオススメのレコードプレイヤーとは?!

R:レコーデリーには初心者の方も多いのですが、レコードプレイヤーの違いを教えていただけますでしょうか?
 ダイレクトドライブとベルトドライブの違いや、音楽によって適したジャンルなどあるのでしょうか?

基本的にダイレクトドライブとベルトドライブは駆動の違いです。
ベルトドライブは極力低トルクでまわすことでノイズを少なくします。また、モーターを離して置けるのでモーターのノイズが音に乗らなくなるなどのメリットがあります。
ハイスペックなモデルに多いタイプです。
それに対し、ダイレクトドライブはモーターをプレイヤーの直下に置いていて、すぐに回転して再生できるのが特徴です。国産のメーカーに多いタイプです。
ノイズ面では不利な部分もあるのですが、すぐに再生ができるので使いやすく、モーターなどを上手く作ることができれば、使いやすくかつ音のよいプレーヤーが作れます。
ベルトドライブの場合は、どうしても回転が安定するのに時間がかかるので再生まで時間がかかるといった不利な部分もあります。


R:ジャンルによって、向き不向きはありますか?

ダイレクトドライブの方が基本的には、音に力感がでてくるところがあります。
普通にポップスやROCKなどを聴く分には、ダイレクトドライブでも十分なのですが、ベルトドライブにすると「こんな音が入っていたんだ!」というような発見もあります。
ベルトドライブは、プラッタも重くできるので、回転するところで起こるノイズを抑制できたりします。
オーディオ全体の特徴なのですが、よりハイファイな音を聞きたいとなるとモーター、アームや電源などそれぞれの役割をパーツで分離する傾向があるのですが、当然モノや筐体が増えるので、必然的に費用がかかる事になります。
ですので初心者の方には、ダイレクトドライブがオススメです。


R:アームやカートリッジによる音の違いはどのように違いますか?


カートリッジは音を拾う入り口ですので、当然の事ながら相当音が変わります。
基本的にMMカートリッジとMCカートリッジの2種類の違いがあり、
MMカートリッジは出力した電圧を増幅する量が大きいので簡単に接続できるのですが、音域を広く取りにくい傾向があります。それに対して、MCカートリッジは低出力なの昇圧トランスやヘッドアンプで音を増幅させる必要があるのですが、音域のレンジを広く取れるのが特徴です。
価格はMCカートリッジの方が高くなります。入門モデルとしては、DENONがDL-103というMCカートリッジの定番モデルをつくっていて価格が35,000円ですが、MMカートリッジはシェルつきで1万円以内で買えます。


R:初心者の方はどんなセットがよいでしょうか?

例えば、ION Audioなどの安価なプレイヤーで聴き始めて、ステップアップするのであれば
TechnicsのSL1200を中古で買ってきて、MMカートリッジで楽しむ事も手ですし、
最近のモデルではTEACというメーカーのTN-350というプレイヤーはオススメです、
ベルトドライブで駆動して、フォノイコライザー内蔵、USB出力もついているので、本格的に始めたいなという方が次にステップアップするのにはオススメです。

レコードプレイヤーのかかえている問題として、1万円前後の安価なプレイヤーか高価格帯のハイファイオーディオのどちらかしかなく
中間の価格帯がないのが現状です。このTEACのプレイヤーであったりSonyが先日CESで発表した製品なども、その中間の価格帯に入ってくるので、
今後だいぶ手に入れやすくなるかと思います。

【初心者の方にオススメのセット:予算15万円以下の場合】
●レコードプレーヤー
TEAC/TN-350/¥OPEN(予想実売価格¥52,000前後)
※フォノイコライザー内蔵、MMカートリッジつきのプレーヤーです。
URL:http://teac.jp/product/tn-350/
もしくは、
ONKYO/CP-1050(D)/¥OPEN(予想実売価格¥50,000前後)
※こちらはフォノEQなしのモデルです
URL:http://www.jp.onkyo.com/audiovisual/purecomponents/record_player/cp1050/index.htm

●プリメインアンプ
TEAC/AI-301DA/¥OPEN(予想実売価格¥49,800前後)
実はBluetoothやUSB入力も持っています。
URL:http://teac.jp/product/ai-301da-sp/

●スピーカーシステム
TEAC/S-300NEO/¥OPEN(予想実売価格¥40,000前後)
URL:http://teac.jp/product/s-300neo-sp/

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リターナーにオススメのレコードプレイヤーとは?!

R:リターナーの方にはどのような機材がおすすめでしょうか
例えば昔DJをやっていてTechinicのSL1200を持っているような場合で、リスニング用に移行していくような場合はどうでしょうか?

SL1200を持っているのであれば大事に使ってください。SL1200は相当いいプレイヤーなので、フォノイコライザーを単体のものにしてもらうだけでも音が断然違ってきます。
ある程度の予算をみてもいいのであれば、iFi-Audioというイギリスのメーカーがあるのですが、そこのiPhonoという機材があるので、お手持ちのアンプにつないでいただくと面白いと思います。


●iFi-Audio iphono
http://ifi-audio.jp/iphono.html



R:スピーカーはいかがでしょうか?

スピーカーに関しては、ブックシェルフ型のスピーカーでデスクトップで始めてもらうのがよいかもしれません。
イギリスのKEFというブランドのスピーカーや国内であればSonyやDENONのスピーカーであったり選択肢は、たくさんあります。
あとはバンドマンの方になじみの、FOSTEXというブランドもおすすめです。ちょっと高いと思われるかもしれませんが、20万円~30万円ぐらい見ていただければ、割とよい音のセットが組めます。


【リターナーの方にオススメのセット:予算30万円くらいまで】

●レコードプレーヤー
DENON/DP-500M/¥85,000
※こちらはカートリッジ付きのモデルです
URL:http://www.denon.jp/jp/product/hificomponents/turntablecartridges/dp500m

●プリメインアンプ
MARANTZ/PM7005/¥100,000
※MMカートリッジで受ける事ができるフォノ入力を持っています
URL/http://www.marantz.jp/jp/Products/Pages/ProductDetails.aspx?CatId=HiFi&SubCatId=Amplifier&ProductId=PM7005#.VqL7BjbK1QM

●スピーカーシステム
B&W/CM1 S2/¥128,000(ペア)
URL:http://www.bowers-wilkins.jp/Speakers/Home_Audio/CM_Series/CM1-S2.html
もしくは
KEF/Q500(Version UP)/¥122,000(ペア)
http://www.kef.com/html/jp/showroom/hi-fi_series/q_series/fact_sheets/Floorstanding/Q500/index.html


後編へと続く
▶︎ https://recordeli.com/interviews/ongen-publishing-asada-part2

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取材協力

音元出版

PhileWeb
http://www.phileweb.com/editor/