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イベントレポート「Vinyl Moon:record people meeting」Supported by BLUE MOON

取材日:2015年11月8日
取材場所:カフェ&ダイニング“WGT”(WEEKEND GARAGE TOKYO)

11/8(日)に開催された来場者参加型のレコードイベント“Vinyl Moon:record people meeting” 雰囲気のいいカフェ&ダイニングでくつろぎながら、レコードを聴いたり、レコードを探して買ったり、見て楽しんだりとまさに「レコードを120%体感できる」このイベント。 レコーデリースタッフもこのイベントを体感させていただきながら、いろいろな方にお話を伺ってきました。

来場者参加型イベント「Vinyl Moon:record people meeting」とは?

11/8(日)、渋谷と恵比寿の中間に位置するカフェ&ダイニング“WGT”(WEEKEND GARAGE TOKYO)で来場者参加型のレコードイベント
“Vinyl Moon:record people meeting”が開催されました。

雰囲気のいいカフェ&ダイニングでくつろぎながら、レコードを聴いたり、レコードを探して買ったり、見て楽しんだりと
まさに「レコードを120%体感できる」このイベント。

レコーデリースタッフもこのイベントを体感させていただきながら、いろいろな方にお話を伺ってきました。

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カフェ&ダイニングでのレコード・フリーマーケット

会場に入るとすぐに、カフェの中でレコードを探す来場者の方たちの姿が目に飛び込んできました。
この日はHMV,DISKUNION,だるま屋さんが出張販売をしているとの事。
レコードファンにとっては、レコード店で見慣れた当たり前の光景も、こういうおしゃれな場だと新鮮に映ります。
若い女性の方も、レコードに興味をもって探していたりと、初心者の方も“レコードのディグ”を楽しんでいる様子でした。

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レコーデリースタッフも欲しかったレコードを探しています。

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ハイエンドオーディオTADでレコードの試聴を体験

次に私たちが向かったのは、ハイエンドオーディオTADでのレコード試聴体験コーナー。
普段TechnicsのSL1200MK3のターンテーブル、ONKYOのアンプにBOSEのスピーカーと
ごくごく一般的なセットで、レコードを視聴している私たちにとって
なかなか体験することのできないハイエンドオーディオでの試聴はとても楽しみでした。

早速、持参したYusefLatifのレコードをスタッフの方に手渡し、ハイエンドオーディオを体験してみることに。

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針を落とした瞬間・・・
「音の迫力が全然違う!!」

まるで目の前でYusefLatifが生で演奏しているような、迫力のある音とライブ感!!
自分の持っているレコードの音がこんなにも迫力があるとは・・
オーディオシステムの違いで、全く音が違ってくることを実感!!
ちなみにこのハイエンドオーディオは何百万円もするとの事です。。これは欲しい。。

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聞けなくなったレコードを再利用!?レコードのUpCycle(アップサイクル)グッズ

その次に私たちが向かったのは「Logu」というレコードを再利用して手帳にしている会社のブース。
Logu(ログ)は、「記憶に残るもの。残っていたもの。残したいもの。」の「新しいカタチ!」を考える為に作ったブランド。
傷やゆがみ、溝のつまりなどで音飛びしてしまい、音楽を聞くことを楽しめなくなってしまった
アナログレコードを使用して作ったUpCycle(アップサイクル)商品との事です。

代表の吉田さんにお話を伺いました。

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レコーデリー(以下R):レコードを手帳にしようと思ったきっかけは何ですか?

吉田さん:
レコードがもともと大好きで、ずっと集めて聞いていたのですが、
生活が変わり、レコードを泣く泣く手放すタイミングが来ました。
定番と呼ばれるレコードは中古レコード屋さんに売ったり、友達にあげたりしたのですが、
それでも引き取り手のないレコードが300枚ほど、3年間も家に残っている状態で。。
なんとか再利用できないかなと思い、思考錯誤でレコードを活用した手帳を作り始めることにしました。

R:聞けなくなったレコードをなんとかできないかなという気持ち、、すごくよくわかります。
 手帳はすべてハンドメイドなのですか?


吉田さん:
カットまでは機械なのですが、すべてハンドメイドでつくっています。
最初はリングノートで作っていたのですが、バインダー型にすることでいつまでも使える形にしました。


R:こんな風にレコードを再利用して、長く使っていくという発想、すばらしいですね。
 ありがとうございました!!

アップサイクルグッズ関連では、日々捨てられて行く、役目を果たしたジャンクレコードを
新しいカタチにアップサイクルしていく通称「レコード曲げ屋」のStrangeStrechRecordsさんも出張されていました。

1枚1枚手作業で丁寧に作業をされています。

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アンティークのフレームをイメージしたレコード製キャッシュトレーに生まれ変わりました。

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レコードなんでもお悩み相談

次に我々が向かったのは、針トビしてしまう、ソリで⾳が安定しない、ノイズが多すぎるなど、レコードに関するお悩みを相談できるコーナー。
ここでは 雑誌analogやAudioAccessoryなどを出版される音元出版のオーディオ編集部統括 浅田陽介さんにお話を伺いました。

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R:レコードをお手入れするポイントを教えてください!

浅田さん:
レコードをお手入れする際は、レコードを聞く前よりも、聞いた後にしまう際の方が大事です。

レコードをしまう際に、埃がついてしまっていると長時間放置されてしまうので、
固まってしまったり、湿気でかびになってしまったりするのでしまう際に埃をとってきれいにすることが大事です。

また、内袋は紙の方が湿気を通気すると言う点でオススメです。
その代わり紙の粉がでてしまうので、それが嫌な場合はこちらのグラシン紙製の内袋を使っていただくことで
レコードを大事に保管ができます。


ちなみに、このグラシン紙で作られているレコードの内袋はすべて手織りで作られています。
50年代のクラシック音楽のレコード、ドイツグラモフォンはこの内袋で制作されていました。

グラシン紙は酸化してしまうので、ジャケットの間に1枚中性紙をはさむ事で、長く最良の状態で保管することができます。
ある程度汚くなったら内袋を変えてもらえればOKです。

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レコード店主の方が考えた BPオリジナル「グラシン紙内袋」
http://www.lpshop-b-platte.com/SHOP/300-05-50.html

浅田さん:

あとは置き方も重要ですね。
国会図書館などは、実は10枚づつ平置きにしています。
立てるときは斜めにしないで縦においてあげるなどして、気を使う事も大事です。

一番いいのはレコードを定期的に出して換気してクリーニングをすることです。
レコードクリーナーを使って手できれいにするか、
あまりにも枚数が多いとか手間をかけたくないなら
こういったレコードクリーニングの機械を使うといいと思います。

レコードクリーニングの機械はドイツ製のものが多く、10万円台から購入することができます。

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レコード両面を同時に洗浄・乾燥までを全て自動で行う、
ドイツGLASS-AUDIO DESK SYSTEME社製「VINYL CLEANER」

http://www.saec-com.co.jp/product/acc/vinyl_cleaner.html


乾燥まで全部自動でやるシステムは非常に少ないです。

洗浄するのが液体がいいのか超音波がいいのかクリーニングがいいのかといった
話もあるのですが、基本的にはしまう際に気を使えば大丈夫です。

R:レコードをクリーニングする頻度はどれくらいがいいのですか?
 
浅田さん:
あまりクリーニングしすぎてもよくないです。
クリーニングしすぎてしまうと逆に盤を痛めてしまったり、音が変わるという方もいます。

レコード盤は触っても大丈夫ですし
よっぽどのことがない限り丈夫にできていて傷つきにくいので神経質になりすぎてもよくないです。



R:レコードのそりについては直せるのでしょうか?

浅田さん:
そりはなかなか直せないです。
熱を均一にかけていくことで直すのですが、一気にかけると溝までやってしまうので、
少しづつやる必要があり2時間ぐらいかかります。

R:傷がついたレコードはもうどうにもならないですか?

浅田さん:
実は傷を直す職人さんがいます。竹串で通して傷を直してしまう職人さんです。
また、針飛びするレコードはかからないと思われがちなのですが、
ハイエンドのレコードプレイヤーはアームがよくできているので針飛びする部分もきれいに通したりします。
ただ価格が高いので、なかなか手が出ませんが。。。



R;ジャケットの保管についてはよい方法はありますか?

浅田さん:
オリジナルのレコードになるとみなさん底抜けを気にされるので、
アウタージャケットに入れて、盤とジャケットを別々に保管されています。

ジャケットの表面が気になるようであればビニールに入れた方がよいです。



R:とても勉強になりました!早速実践してみたいと思います。
 ありがとうございました。

その他会場には最新のポータブルレコードプレイヤーでレコードが自由に聴けるハンズオンコーナーも

会場には他にもION AUDIOなど、最新のポータブルレコードプレイヤーで、自由にレコードが視聴できるコーナーもありました。
こういったポータブルレコードプレイヤーの登場も初心者の方がレコードを聴きははじめるきっかけになっていますね。

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rpm実行委員会 SOUNDFINDER新川さんに聞く“レコードの魅力”とは?


最後にイベントの主催者のお一人、SOUNDFINDER新川さんにお話を伺いました。

R: 「Vinyl Moon:record people meeting」の開催趣旨についてお伺いできますか?

新川さん:
レコードが最近ブームとなっていますが、まだまだどうなのかなという思いがあります。
レコードに興味はあるけれど、どんなものなのだろうと疑問に思っている方も多いと思うので、難しいことは考えずに楽しんでくださいという趣旨で開催しています。
またレコードには聞くだけでなく、ジャケットのアートワークを楽しんだり、
聞かなくなったレコードを手帳やインテリアにして再利用したりなど、いろいろな楽しみ方があります。

“レコードを五感で楽しむ”というのがテーマで、多くの方にイベントを楽しんでいただければと思います。


R:最近のレコードブームについてはどのように捉えられていますか?

新川さん:
結局みなさん「好きな音楽を所有したい」という気持ちが強いのだと思います。
CDも所有できますが、レコードはサイズが大きいからこそいいのだと思います。
ジャケットのアートワークがあって、アートワークも込みで音楽を聴く楽しさが
いまの若い人たちにも認知されはじめているのかなと思います。


R:今後のVinylMoonの活動についてお伺いできますか?

新川さん:
4月と11月の半期に一度のイベントとして今後も活動していきたいと思っています。
4月はレコードストアデイがありますし、11月はレコードの日がありますので、そのタイミングで活動していきたいと考えています。

R:ありがとうございました。

来年2016年春にも開催予定との事です。
みなさんもぜひ次回は足を運ばれてみてはいかがでしょうか?







取材協力

SOUNDFINDER
http://www.soundfinder.jp/

Philweb
http://www.phileweb.com/

Logu
http://www.logu-records.com/