Grant Green
Idle Moments
14:58Jean De Fleur
6:49Django
8:45Nomad
12:16グリーンのアルバムの中でも最も人気ある盤でしょう。なんといってもA-1タイトル曲の怪しいムードに尽きると思います。ピアソンのピアノにはじまり、ハッチャーソンがユニゾンで合わせてくる、さらにグリーンがユニゾンでかぶせる。そこへすかさずピアソンがオブリガートを付ける。そしてグリーン入魂のブルージーなソロがはじまります。グリーンのソロはシングルトーンを中心としたホーンライクなギタープレイが特徴と言いますが効果的にコード奏法が配され彼のベストパフォーマンスと言えると思います。ピアソンの”俺が作曲者だぞ!”と言わんばかりの自信に満ちたプレイも完璧です。そしてジョーヘンのサブトーンでせまる押さえたプレイが効果的です。続くハッチャーソンも出だしから甘いメタリックサウンドで前のジョーヘンのプレイの対極を行くようなソロを演じており最後のテーマにもどるという、トータルでの完成度も極めて高いテイクだと思います。他の演奏も悪くないですが、A-1のタイトル曲のみで十分、所有する価値があると思いますよ。
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