Buddy Childers Quartet
ケントンやハーマンのビッグバンドで活躍したトランぺッター、バディ・チルダーズのリバティ2作目のワンホーンアルバムです。チルダースのトランペットはやや線が細い感じは否めませんが、美しい音色とリリカルなプレイで聞かせますよ!特にA-1の”You Call It Madness”やB-2の“You Go To My Head"の美しいバラードプレイには脱帽です。また、ここでのArnold Rossの絶妙のピアノも捨て難いですね。B-1の"It's Gotta be Happy"はこのRossのオリジナルで自身のスウィンギーなソロがいいですね。ベースのハリー・ババシンを交えたチェースも聞き物です。最後のバーニーズチューンはチャーリーバーネット楽団でバハマ楽旅中にリクエストされたものでラテンフレーバーを入れて演奏したところ好評をはくし、それをスタジオ録音に持ち込んだものでアレンジの良さが光ります。